高知県越知町の救急病院。

きざみ食は飲み込みにくい！！

写真1	写真2

嚥下障害を伴う患者様にとって食べやすい形とは・・・

しっかりした形がある、口に取り込みやすい、咀嚼しやすい(舌と口蓋で押しつぶせる硬さ)
口の中でまとまりやすい、のど越しがよい

形ということになります。

病院や施設などで出されているきざみ食(写真１)は、口の中に刻んだ粒が残りやすく喉越しも悪いので、嚥下障害がある方には非常に飲み込みにくい形と言えます。最近では山芋や卵白をつなぎに使うソフト食という形態も考え出されています。当院では、食事場面の観察や嚥下造影検査の結果をもとに その方にもっとも適した食形態を栄養部と連携して考えていきます。
次にその一例を挙げます。硬めのミキサー食(普通のミキサー食より口の中でまとまりやすい)とゼラチン軟飯(水を多くし、ご飯を炊く時に粉ゼラチンを加える→弾力性があり、 口の中でバラバラにならない)です。(写真２)さらに家庭へ退院される方のために、 家庭でもできる嚥下食レシピを栄養部と考案中です。

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